リハビリテーション科

リハビリテーションについて

リハビリテーションとは病気やけがなどにより生じた「動かしにくさ」「ふらつき」「疲れやすさ」などに対して、身体の機能の回復や生活のしやすさを高めることを目的に行う支援です。
例えば、脳梗塞や脳出血の後は安静が必要な時期がありますが、長く動かない状態が続くと筋力や体力が低下しやすく、日常生活に戻るまでに時間がかかることがあります。
また、脳腫瘍の治療後や頭部外傷(あたまをぶつけた後)などでも、状態に応じて、早い段階からリハビリテーションを開始することが望ましい場合があります。
当院では医師の診察結果をふまえて、作業療法士(OT)が評価を行い、症状や目標に合わせたリハビリをご提案します。
日常生活・社会生活への復帰や、再発予防・転倒予防につながるよう支援します。

このような方はご相談ください

  • 脳梗塞・脳出血などの後で、手足が動かしにくい/しびれがある/力が入りにくい
  • 歩行やバランスが不安(ふらつく、転びやすい、杖や歩行器が必要 など)
  • 立ち上がり・起き上がり・寝返りなどがうまくできない
  • 体がこわばる/つっぱる、筋力・体力の低下が気になる
  • トイレ・着替え・入浴・食事など日常生活動作(ADL)に支障がある
  • 退院後や治療後に、生活の動作を続ける工夫や自宅での運動を知りたい
  • 頭部外傷や脳腫瘍治療後などで、注意力が続かない/段取りが苦手/物忘れが気になるなど生活上の困りごとがある
    (必要に応じて認知機能評価を行います)

※症状や目的を医師が確認したうえで、外来リハ(医療保険)または通所リハ(介護保険)等をご案内します。

当院のリハビリテーション科

当院では作業療法士(OT)が中心となり、病気やけがの後に生じる「体の動かしにくさ」だけでなく、注意・記憶・段取り(遂行機能)といった認知面を含めて、日常生活の困りごとを改善するための支援を行います。
脳卒中後・頭部外傷後の後遺症、高次脳機能障害、もの忘れが気になる方などに対して、生活状況や目標を確認しながら、無理のない範囲でリハビリを進めます。
※外来リハビリは完全予約制です(医師の診察後に適応を判断し、予約をご案内します)。

もの忘れ外来での検査(必要に応じて)

当院のリハビリテーション科は、もの忘れ外来の一員として、必要に応じて認知機能の評価を行います。
実施する検査(例):HDS-R/MMSE/MoCA-J/FAB など
※検査の実施は、症状や目的に応じて医師が判断します。

外来リハビリ
(医療保険:疾患別リハビリテーション)

当院の外来リハビリは完全予約制です。医師の診察のうえで必要性を確認し、状態や目標に応じて作業療法(OT)を行います。

当院で行っている疾患別リハビリ

当院では、以下の疾患別リハビリテーション(III)を実施しています。

  • 脳血管疾患等リハビリテーション(III)
  • 運動器リハビリテーション(III)
  • 廃用症候群リハビリテーション(III)

※(III)は施設基準上の区分です。内容や頻度は症状・目的により異なります。

疾患別リハビリの算定日数(標準的算定日数)

医療保険の疾患別リハビリには、制度上、標準的算定日数(上限の目安)があります。
起算日は原則として、発症日・手術日・急性増悪日・初回診断日などを基準に判断されます。

  • 脳血管疾患等リハ(III):180日
  • 運動器リハ(III):150日
  • 廃用症候群リハ(III):120日

※病状や条件により、標準的算定日数を超えて算定が認められる場合があります。可否は医師が状態を確認のうえ判断します。

高次脳機能障害のリハビリについて

高次脳機能障害(注意・記憶・遂行機能などの問題)は、生活上の支障が長く続くこともあるため、状態や目的に応じてリハビリを継続して行える場合があります。
当院では脳卒中後、頭部外傷後、脳腫瘍術後などに伴う高次脳機能障害の場合に限り、医師の診察および評価結果をふまえ、リハビリの継続をご案内します。
※症状・経過・保険制度上の要件等により、実施内容や継続の可否は異なります。

上限に達した場合のご案内

標準的算定日数の上限に達した場合でも、状態や生活状況に応じて、以下のような選択肢をご案内し、必要に応じて連携します。

  • 通所リハビリテーション(デイケア)(介護保険)
  • 訪問リハビリ、通所介護などの介護サービス
  • 他医療機関でのリハビリ継続 など

通所リハビリテーション
(デイケア:介護保険)

当院では、下記時間帯に通所リハビリテーション(デイケア)を行います。

  • 実施日:月・火・水・金
  • 実施時間:13:45~15:15
  • 送迎なし(ご本人・ご家族による通所)

※通所リハは原則として介護保険サービスです。ご利用要件(介護保険の認定状況等)によりご案内が変わるため、受診時または受付でご相談ください。

よくあるご質問
(FAQ)

Q1.
リハビリは誰でも受けられますか?
A.
医師の診察で状態や目的を確認したうえで、リハビリの適応を判断します。症状・生活状況に応じて、外来リハ(医療保険)または通所リハ(介護保険)等をご案内します。
Q2.
予約は必要ですか?当日でもできますか?
A.
外来リハビリは完全予約制です。空き状況によりご案内できることもありますが、原則として予約枠での実施となります。受診時または受付でご相談ください。
Q3.
どのくらいの頻度で通うことになりますか?
A.
症状・目標・生活状況により異なります。効果や負担をみながら、医師・作業療法士が相談のうえで頻度を調整します。
Q4.
費用はどれくらいかかりますか?
A.
外来リハは医療保険(自己負担割合に応じて)で、通所リハは介護保険(負担割合に応じて)でのご負担となります。実施内容や時間、制度区分により異
Q5.
疾患別リハビリには日数制限があると聞きました。続けられなくなるのですか?
A.
医療保険の疾患別リハには標準的算定日数(上限の目安)があります。上限に達した場合でも、状態に応じて通所リハ(デイケア)への移行、訪問リハ等の介護サービス、他医療機関での継続など、適切な選択肢をご案内します。
また病状や条件によっては、上限を超えて算定が認められる場合もあります。
Q6.
高次脳機能障害のリハビリは続けられますか?
A.
高次脳機能障害のリハビリは、脳卒中後・頭部外傷後・脳腫瘍術後などの場合に限り、状態や目的に応じて継続できる場合があります。外来リハの継続可否や次の支援(通所リハ等)を含め、個別にご案内します。
Q7.
通所リハ(デイケア)を利用するにはどうすればよいですか?
A.
原則として介護保険サービスのため、介護保険の認定状況などにより手続きが異なります。受診時に状況を確認し、必要に応じてご案内します。
※当院の通所リハは 月・火・水・金の13:45~15:15/送迎なしです。